カルロス・ゴーン氏の警護員

みなさまこんにちわ。総長のAKIRAです。この度は日産の元会長カルロス・ゴーン氏ではなく、主にその警護員さん(彼の所属会社名とお名前は伏せます)についてお話しさせて頂きます。

なぜ今そんなことをお話ししたくなったのか。かねてから私は、ゴーン氏担当警護員さん(以下、Aさん)のプロフェッショナルな姿勢に感銘を受けていたからです。

思い返せば’99年にゴーン氏が日産の新COO(最高執行責任者)として赴任したころ。当時の情勢から鑑みれば「万一のことが起きるのではないか」という日産側の懸念は妥当だったでしょう。信ぴょう性のある脅迫も数多く受けていたと推測できます。そこで某警備会社からAさんが担当として派遣。

ゴーン氏が日産リバイバルプランを遂行する間。毎日休みなく朝7時から夜11時まで働くのでセブンイレブンと例えられていた頃。私のクライアントが会合などでゴーン氏と同席したこと、またあるときには直接面会をしたこともありました。ゴーン氏に寄り添うAさんをお見かけするのは必然。その動きはいつもソツなく周囲にも細やかな配慮をされていました。

余談ですが。風貌のせいもあるのでしょう、ゴーン氏は例えば世界経営者会議のような講演会においても際立った存在感がありました。名だたる講演者の方々が集まる控え室内で、ゴーン氏が入室すると皆の視線をイッキに集めましたし、氏が表情を和らげると途端に室内の緊張感がほぐれるなど、一目を置かれている様子が窺えました。

私も含めて様々な警備会社から派遣されている警護員たちもそんなシーンを目撃するわけですが、私は「ゴーンさんの警護かぁ・・・大変だろうな。僕のクライアントは楽な方かも。」と思いを巡らせてAさんを眺めておりました。

日産の躍進が目覚ましくなり、それと連動するようにゴーン氏の危険度も下がっていったことでしょう。

そして2011年か12年頃のこと。何かの拍子に関係者の方からゴーン氏の仏国滞在日数が多くなっているというウワサを耳にしました。おそらく年々と、特に2017年あたりからはさらに日本滞在時間が減っていたのではないかと推測します。つまりゴーン氏が日本に居なくても会社運営にはそれほど不自由はなくなってきたということかと。

2018年11月の報道。

残念ではありますが私も警護員として何度か、自分のクライアントが変わっていく様子を目撃してきました。果たしてこの度のこともそういう類のものなのか、もしくはそうではないのか。とても気になります。

騒がしい報道の最中ではありますが、ともかく今はAさんの警護っぷりが素敵だったことを思い出します。

また余談。あくまで一般論として。ドライバーさん、秘書さん、あるいは担当警護員などすぐそばで使える人がとてもいい人である場合、たいていそのボスはとてもいい人です。おわり。