技術習得のために③

こんにちわ。総長のAKIRAです。3回シリーズでお伝えしてきた「技術習得のために」の3回目です。

今回は3原則のうちの3つ目である

「トレーニングそのものを目的とすること」

についてお話しします。

トレーニングとは、技術を習得して本番や実践で活かすためにある。もしかしたらそう考える方が多いかもしれません。しかしここで敢えて、そうではないと申し上げます。

大切なことは、

トレーニングそのものを楽しみ、悩み、愛着を持つこと。そして続けること。

です。ここにはある種の狂気が必要です。

技術習得が目的になってしまうと、調子の良い時、あるいは不調の時に訓練を行うことが難しくなります。特に好調の時には怠りがちになるものです。警護員としては一人前になったように見えて、深みや味がなくなってしまいます。

どんなときも、いつになっても、どんなに熟練しても、訓練し続けなければなりません。どれだけやれば、あるいはいつまでやれば充分というものはありません。可能な限りの時間を使い、一生涯かけて続ける。

警護中は自分自身が目先の仕事に埋没してしまい、広い視野で物事を考える機会が減ります。俯瞰できるのは同じ訓練メニューを繰り返し行い、その姿を自分自身で省みた時です。

仕事ばかりしていると、薄っぺらいプロになってしまうような気がします。

こんなに試行錯誤して、こんなに訓練して、一体何の役に立つのだろうか・・・。そんな疑問を持つのはやめましょう。トレーニング自体を目的にしましょう。

私は「いいトレーニングをするために仕事をしている」と考えています。研究者でありたいからです。

トレーニングの本質は目先の技術習得ではなく、真理を探求することです。